静岡県の三島駅の坂上にある魚河岸

昔静岡県の沼津に二年ばかり住んでいたことがあって、その周辺のお店には足繁く通った。

今でも覚えている美味しいお店が表題にある三島駅の坂上にある魚河岸であった。

あった、と過去形にしたのは最後に行った10年ほど前に店の営業形態が変わり、それまでこの字型だった板場を囲むような回転寿司屋が、テーブルだけの只の寿司店になってしまったのだ。

不思議なもので味まで変わってしまい、その後は全く足が向かわなくなった。

なので、私が愛した時代の、この字型だった板場を囲む回転寿司時代の話を書いてみたい。

大体5人ほどの板前さんが板場に入り、回転寿司とはいえ、口頭で注文するのが当たり前のお店だった。

板前さんによって人柄が違うのは当たり前だけど、私を担当してくれる板前さんは面白い人が多かった。

静岡県はわさびの産地であることから、わさび巻きなるものがお店にはあり、私は最後の方に必ず頼んでいたのだが、わさび巻き下さいと伝えると、辛さはABCとありますがどうします?と返されるのだ。

じゃあ一番辛いやつでと頼むと、決まってS級にしときましたと板前さん。

それを一口噛んだ、5秒後に私はいつも涙目になっていた。

それでも美味しいお寿司だったけども。

マグロから、炙りサーモンなどの創作寿司まで、どれも美味しかった魚河岸。

きっと板前さんとの掛け合いが良質のスパイスになっていたのだろう。jメール広島

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